midori mitamura HP

過去のブログはこちら

2013年7月29日月曜日

セカンドハンズ

観光ベタのわたしですが、どこの国に行っても必ず現地で精通してしまう情報があります。
それは、チャリティショップやサルベーションアーミーなどのセカンドハンズの店です。

ここウィーンにもCarlaと言う巨大な中古センターがありました。
それも展示スペースの目と鼻の先というロケーション。
http://www.carla.at/

日用品から、家具、洋服、ガラクタにいたるまで、目移りしてしまう素敵な中古品の数々。
食器やおもちゃなど、1ユーロ以下のオンパレード。
正直、わたしなどは美術史美術館よりうっとりしてしまうほどです
(興奮してしまうせいか、やけに画像に手ぶれが多いですね。。。

こうした良質で安いセカンドハンズは作品の材料調達にも非常に役立ちますが、どこの国でも倹約生活を強いられているアーティストならではの情報網はありがたいです。

中古と言えばフリーマーケットですが、観光客向けに、けっこう値段が高めなんですよね〜。
もちろんフリーマーケットならではの楽しみがあるし、掘り出しものもあるので、どちらがいいとは比べられませんが、中古センターに行った方が同じ物なら安く手に入ることも多いです。

しかし、この先ドイツへの移動を考えると買っても持ちかえれないものばかり。
画像のシャンデリアも欲しいけどぶら下げるとこがない。
安さに金銭価格が麻痺してしまい、目を付けていた画像のキャンドルスタンドは3つ買っても2、3ユーロだというのに、何を迷ったのか買うのを躊躇していたせいで数日後にはもうありませんでした
買っとけばよかった。。。





 

ウィーンのアートギャラリーとエルミタージュの猫たち


今週は、いくつかのアートギャラリーにも行ったので、少しご紹介します。

Schleifmühlgasse
Eschenbachgasse
という通りには、それぞれ現代アートギャラリーが並んでいます。

Schleifmühlgasse
http://www.georgkargl.com/de/fine-arts/ausstellung/gabi-trinkaus-save-the-bank
http://www.galeriesenn.at/
http://www.kerstinengholm.com/
http://www.christinekoeniggalerie.com/

Eschenbachgasse
http://www.martinjanda.at/de/
http://www.meyerkainer.com/
http://www.galerie.steinek.at/

8月はギャラリーがみな夏休みに入るので今週が最後のチャンス。

夜景と顔の作品は、GABI TRINKAUSというアーティストで、ペインティングのように見えますが、すべて印刷物の写真のコラージュで出来ています。
継ぎはぎがお好きなようで、作品によってはちょっとレクター博士っぽいです。

猫の写真群は、ANNA JERMOLAEWAというアーティストの展示で、美術作品というにはどうにも疑問なのですが、この展示を通じて知ったのでご紹介します。
この猫ちゃんたちは「エルミタージュの猫」という、エルミタージュ美術館で雇われている猫の警備員のみなさんです。
ねずみから作品を守る為に、エルミタージュ美術館では猫たちが18世紀から雇われているそうです。
戦時の食料難に食べられてしまったそうですが、その後この雇用制度は復活し、今も定員60名の猫ちゃんたちが働いているとのことです。

詳しくはこちらで
http://roshianow.jp/articles/2012/11/24/40095.html


 


 








2013年7月26日金曜日

サリエラ

昨日はウィーン国立美術史美術館で、この美術館の修復師の女性に案内してもらって(
なんという贅沢!)
、オーストリアで最も貴重な美術品「サリエラ」を始め、中世から
18世紀くらいまでのウィーンの膨大な金銀財宝のコレクションの品々を観せてもらいに行きました。

現在行なわれているこの展覧会、
Kunstkammer Wien
訳すなら「ウィーンの財宝展」でしょうか。
http://www.khm.at/en/visit/collections/kunstkammer-wien/

画像の「サリエラ」はイタリアの芸術家ベンヴェヌート・チェッリーニ(Benvenuto Cellini)によって創られた金の「塩入れ」で、16世紀にオーストリア皇帝に贈与されたものです。
「彫刻のモナリザ」とも呼ばれる傑作で、現在のプライスは5000万ユーロ(約70億円)、オーストリアで最も高い美術品だそうです。
しかし、2003年に盗まれ、3年後に見つかって戻って来ました
盗難についていろいろ想像してしまいますが、修復師の人曰く、犯人はミドルエイジクライシスの普通の男だったということです。

こうした高価な財宝の数々も、当時は国の財政難の度に金銀を溶かしてお金にしていたということで、ベンヴェヌート・チェッリーニの作品も遺っているのはわずかなんだそうです。

かなりかいつまんで解説してもらったのですが、2時間あってもほんの少ししか観れないのにもうへとへとで、高価な調度品が、だんだん、どうでもいいものに観えて来ます。
じっくり観たらこの展覧会だけでもまる一日かかりでしょう。
美術館すべてをじっくり観ようものなら数日はかかりそうです。

以前、1時間だけこの美術館に訪れたときに、もうあまりの物量に吐きそうになったことがありました。
急ぎ足で最後の部屋まで観る為には絵なんか観てられない状態で、歩いてんのか観てんのかわからなくなったことがあります。

修復室の画像をお見せできないのが残念ですが、大昔の地方の美術館の学芸員が、美術館との衝突で頭に血がのぼって割ってしまったという17世紀の貴重な硝子の壷が、まるで今割れたばかりのように、こなごなになった破片から硝子の塵まで、修復をされるのを待ちながら大切に置かれてました。

この美術展のコレクションの中には当然、ハプスブルク家のコレクションも多く展示されていますが、それにしても中世の秘宝を観るにつけ、イタリアの凄さを目の当たりにしますね。
ウィーンにいると、美術品から食文化にいたるまで、イタリアの影響力をイタリアにいるより実感できるのかもしれません。
ちなみに、展示品はフラッシュなしで撮影OKです。

夜は友人宅で手料理をごちそうになりましたが、キッチンにはオーストリア製の梅干しとか梅酢とか、(名前もそのまんまUMEZU)、なかなかの品揃えで、味もあなどれません。
サーモンに梅酢をふって蒸し焼きとか、新しい発見です。(友人はオーストリア人です)
梅干しも、蜂蜜の甘みが無い酸っぱいやつで、日本のスーパーで売ってるのよりわたし好みでした。

それにしても暑いです。。。




2013年7月22日月曜日

ケルトの木

今日は、ウィーン市街を見下ろす小高い山に行きました。

市街は日曜でひっそりとしていますが、地下鉄の終点から山の方へ向かうバスは、行楽に行く人々で超満員。東京のラッシュアワー並みです。

ワイン畑が広がる丘の上には、ケルトの木の暦通りに、22種類40本の木が植えられた、広場のようなサークルがあります。

http://www.himmel.at/index.php/Lebensbaumkreis/Lebensbaum/

このケルトの木の暦は40期に別れていて、私の誕生日の守護樹はKiefer(松)でした。
地味な木でちょっとがっかりですが、やはり目の前にあると愛しいものですね、まあ、松は日本的だしね。

友人曰く、ときどき木が話しかけてくれるそうです。
私にはそんな感じはしませんでしたが、極東からこんな遠くまで来たのだから、松の木が迎え入れてくれたような気にはなりました。

ケルトの木の暦については、英語ですがこのようなサイトにもあります。
http://edenstreehouse.webs.com/celtictreeastrology.htm

Am Himmelには、広大な敷地に、このケルトの木のサークル以外にも、改装した古いチャペルやカフェレストランやなどがあって、目の前の畑で穫れたワインも飲めます。

しかし、こんな地味なところは、よほど時間を持て余した人向けです。

数日の滞在には、ぜ っ た い に 、おすすめしません。

いつもながら、観光ってどうしたらいいのかどうにもわからない。
博物館も宮殿も、まだ全然観てないし、ウェブサイトに出てる観光名所がどこか遠いところに思えます。
(すぐ近くなのに。。。)

ウィーンに2,3日滞在した友人のページを見て、その充実ぶりに感心しています。

今回こそがんばろう。

3年後の再会

今日は、3年前にベルリンで知り合ったウィーン在住のアーティストがスペースに足を運んでくれました。
もー、一目会ったときにほんと素敵な男性なんでドキドキして、いつかまた会える日が来るのかしら、とか思ってたのに、彼がウィーンの人だったことをすっかり忘れてて、それなのに、なんとむこうからメールもらってランチに誘ってくれて、こうして再会して、メニューが解らないでいると、わざわざ隣にきて説明してもらえるなんて。
熱がまだ引かないのか、大して暑くないウィーンで額から汗びっしょり。
終始緊張して、せっかく美味しい料理なのに食べた気がしなかった。。。

初めてゆっくり話して知ったのは、彼は東ドイツ出身のドイツ人で、10代からベルリンに住んだ後、パートナーの都合でウィーンに移り住んで7年になるということなど。
ウィーンで暮らし始めて、言葉は同じドイツ語なのに文化やマナーが全然違うので、どう振る舞えばいいのか、冗談のセンスにいたるまで会話にも随分と戸惑ったそうで、そのあたり、日本人には実感しずらいけど、関東と関西の違いみたいなものなんでしょうかね。
ベルリンが恋しくないかとたずねると、
「今のベルリンには魅力を感じない。90年代はすばらしかった。」
だ、そうです。
昔のベルリンを知る人は皆、異口同音にそう言います。
多感なティーンエイジャーだったときに、ベルリンで壁崩壊を迎えたのなら、なおさらでしょう。

今はレストランで働いてるそうで、とても忙しそうだけれど、
「アートでお金を稼ぐのをやめて、今、とても自由だ」
と言い切る言葉には、身につまされるものがあります。

ところで、個人的偏見に満ちたデータですが、ときめいてしまう男性には、たいてい一人娘がいるのですね。
男の子のお父さんはなんとなーく無害な印象です。
(あやまることでもないですが、すみません。)

2013年7月19日金曜日

ヘルシンキの風

2005年から2006年にかけて、私はヘルシンキに1年間滞在していました。
昨日は、たまたまウィーンに旅行中のフィンランドの友人一家が、スペースに立ち寄ってくれました。

フィンランドを代表するブランドと言えばiittalaですが、そのデザイナーの一人、Oiva ToikkaのシリーズKastehelmiが、彼のデザイナー歴50周年を祝って復刻版として再生産されているそうです。

そのキャンドルホルダーを、なんと友人がフィンランドからお土産にプレゼントしてくれました!

私と同じ歳に生まれたモデル(歳がもうバレバレ)、
色も大好きなグリーンです。

ヘルシンキから夏のウィーンに来た一家は、「暑い!」とこぼしていました。
無理もありません。


最近の関心事として、フィンランドには、使用済み核燃料の最終処分施設が建設されています。
教育水準の高さが注目されてから、ぞくぞくと日本から視察団がおしよせているフィンランドですが、この処分施設も同様な状況のようです。

ただ、その視察の様子を噂に聞くと、本当に有意義な視察がどれくらいされてるんだろうか、果たして視察の結果は現場に活かされているのかしら、、、
と案じてしまいます。
が、せめて視察の方々がフィンランドの自然や暮らしぶりを見て、本当に豊かな生活とは何か、について考え直すきっかけになればいいですね。

2013年7月17日水曜日

Apotheke 調剤薬局




アスピリンを飲んで2日間ベッドにこもり、熱は下がりましたが、喉と首のリンパが腫れてきて痛いので、今朝は近くの薬局に行って薬を買いました。
ドイツやオーストリアの街中を歩くと、東京のコンビニか、それを上回るくらいの割合でApotheke(調剤薬局)があります。
薬局がこんなに必要なのかと思いますが、滞在中、大抵一度は風邪をひく私のような短期滞在者には、薬剤師が症状に合わせてよく効く薬を選んでくれるのでありがたい駆け込み寺です。 
画像のカプセルは、毎回お馴染みの風邪薬です。

ベッドにいすぎたせいか、昨夜から腰が痛くて寝るのが辛くなってきました。
病床の執念でしょうか、こんなとき、幸いにも近くのホテルのwi-fiにfacebookアカウントでログインできることが発覚しました。まかりまちがって登録カードに請求が来るとこわいのでホテルにメールで問い合わせたところ、
「そうなんだよ、facebookで入れちゃうんだよねー。タダだけどうちのホテルのゲスト用だから使わんといてね。」
と言うことなので、ありがたく繋がせていただき、枕もとで深夜に「あまちゃん」を観ました。


キノコ狩り

土曜日は、第一回目の Breakfast のあと、友人カップルが最近購入したという田舎の家に車で行きました。Vitisと言う、この田舎町はウィーンから北西へ高速を一時間半ほど走ったところにある、何もない小さな町で、朝食の席では「そこ、オーストリアなの?」とつっこまれるくらい、知られていません。
 
到着してみると、夢のような大平原が広がっています。
中学生のとき実は愛読していた文芸雑誌「詩とメルヘン」で描かれていた風景がそのまんま。 

人口の明かりのない、真っ暗な地平線を見たのはフィンランド以来でしょうか。

その夜は村の消防団の夏祭りで、様子を見に行きました。
顔見知りばかりの小さな村では友人でさえよそ者なので、私が会場に入ると、物凄い視線を浴びまくりました。

翌日は湖で軽く泳ぎ、ふらっと散歩しながらはいった小さな森でキノコ狩りです。
マッシュルームハンターと言えば、これまでフィンランドの友人、リッタが最強の女子でしたが、ここオーストリアにもなかなかのツワモノ女子が現れました。アルムートです。
ほんの15分くらいの間にみるみるキノコをしとめて行きます。私は全然ダメです。一個も見つけられません。

傘の裏にヒダがあるものは毒キノコの場合が多いんだそうで、国によって色々違いがありそうです。

これでお昼はキノコスパゲティにしようということになり、お腹が空いたからもう帰ろうと痺れを切らす夫クリストフを先に帰し、最後にはビッグサイズのキノコを見つけて大漁旗です。 

収穫のあとは、毒キノコが混じっていないか本を持ち出して、ひとつひとつチェックです。
フィンランドでもこの光景を目にしました。
慣れていても、必ずこれを怠らないのがルールのようです。 

で、ありましたよ。毒キノコ。
見た目、ナメタケみたいで美味しそう。

最高に美味しいキノコスパゲティでした。 
森に入って採ったキノコだと格別ですね。(自分で採ってないけどね )

そして翌朝、風邪をひいてしまいました。ウィーンに戻り、寝込んでます。キノコのせいではありません。



2013年7月12日金曜日

エーデルワイス

この花はわたしです。やっときれいに咲いたのです。
by 桜田淳子(ふるすぎるっ!)

というわけで、これがかの有名なエーデルワイスです。
アルプスのふもと、チロル地方の山間に咲く野生の花です
指定保護植物なので採るのは禁止されていて、普通は街で
は手に入らないそうですが、ギャラリーの近くに住むチロル出身のアーティストが、たまたま花屋で鉢を手に入れて、よほどうれしかったのでしょう、通りがかりに私に一輪、引っこ抜いてプレゼントしてくれました。

2013年7月11日木曜日

セセッション

7月5日

昨夜はウィーン分離派館 Secessionのオープニングでした。ここは3つのエキシビションスペースがあって、3人の個展が同時に開催されます。私は2006年に個展をしました。(一番小さい部屋だったけどとても光栄なこと)
画像は 一番大きい部屋のRobert Irwinの作品。皮膜のような薄い布で仕切られた空間インスタレーションです。
http://www.secession.at/art/2013_irwin_d.html


で、オープニングのあとは深夜のバーで寝落ちしてしまい、目覚めたら、ウィーンなんでびっくりしました。

今朝はアパートのすぐ近くのカフェでブレックファストです。
仕事も打ち合わせも制作もすべてカフェで済ませるのが昔からのウィーンのカフェ文化だそうで、何時間でも遠慮なくカフェにいられます。
アパートにはインターネットが無いので、wi-fiのあるこのカフェはしばらく私の仕事場になります。