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2013年8月26日月曜日

ベニス・ビエンナーレ


さて、せっかくですから、ベニス・ビエンナーレ
http://www.labiennale.org/it/Home.html
についても少しだけ触れておこうと思います。

私がベニス・ビエンナーレを訪れるのは今回で4回目ですが、ここしばらく欧州に渡航するときとタイミングが合わず、前回訪れたのは10年も前なので比較して評することはできませんし、仕事としてレポートする方々の迷惑にならないよう、ざっくりとおおざっぱな感想だけ。

今回、多くのパビリオンに通底しているテーマとして、自然と人間が文明と共生してきたプロセスと歴史、貨幣経済への不安、それらへの問いかけ、といったような傾向が見受けられました。

オンラインのエコノミスト誌に、ベニス・ビエンナーレについてこんな見出しがありました。

The main theme at the Venice Biennale is:
how did the world get into such a mess?

意訳すると、

「どうして世の中はこんなめちゃくちゃになっちゃったの?」

でしょうか。

特に欧州のパビリオンでは、自然やプリミティブな素材を多用した作品が目立ち、セントラルパビリオンやアルセナーレには20世紀初頭生まれのアーティストの大量のドローイングやペインティングがずらりと並んでいたのが印象的です。

昨今の現代アートが得意としてきた、独特の皮肉った笑いやユーモアで導こうとするような作品は、ほとんど見られませんでした。
若いアーティストは、リサーチに基づいた教育番組のような渋い映像作品を好んで制作しています。

そういう意味では、単純に「楽しめる」という作品は多くはありませんでしたが、欧州以外のパビリオンの方が、プレゼンテーションに大胆さというか、迫力というか、西洋とは違う方向を見ているような勢いがありました。

画像はベルギー・パビリオンとセントラルパビリオンの Fischli and Weissです。
『One Who Left to Learn Fear 』


個人的には Fischli and Weissの粘度の彫刻が大好きです。
昨年、Weissの方が亡くなってしまったんですね。
藤子不二雄が一人になっちゃったみたいで淋しいです。













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