北アイルランド、ベルファストでの生活がスタートしました。
この町でこれから2ヶ月間の滞在制作と展示を行ないます。
ベルファストは、北アイルランド紛争の舞台で、英国への帰属と英国からの独立を巡り、プロテスタント系のユニオニスト(英国側)とカトリック系のナショナリスト(アイルランド側)が長らく対立を続けてきた地です。
昨日はその紛争の歴史が垣間みられる場所を、何カ所か案内してもらました。
ユニオニスト側の地域と、ナショナリスト側の地域の旧ボーダー付近のあちこちに、こうした政治的な主張を象徴する壁画が描かれています。
紛争の様子や、ハンガーストライキで亡くなった人々の顔が建物の屋上に描かれていたり、なんとも生々しいかぎり。
民族紛争の歴史は、世界中のいたるところで今も続いているのは言うまでもありません。私にできることはユニオニスト系住宅地でスーツケースを拾って来るぐらいのもんです。
こういう土地に在っては、平和な国で生温く生きて来たことにコンプレックスをも感じてしまいますが、いやいや、日本も今、実はとてつもなく大きなものと戦っているはずなのです。
民族のみならず、人類の未来を脅かす深刻な問題とです。
でもその緊張感を感じさせないゆるさはなんなのか。
ゆるキャラのせいでしょうか。
そもそもゆるくていいのか悪いのか。
そういう日本の欠点と利点も考えて暮らそうと思いながら、とりあえず、今日はベッドでゆるゆる過ごします。